ファイルの情報を得るには、「info for」という命令を使います。例えばtheFileがファイルを表すとすると、info for theFile
とすれば、ファイルの情報がレコードとして得られます。
次のようにスクリプトを書いて、実行してみて下さい。
choose file with prompt "ファイルを選んで下さい"
set theFile to result
info for theFile結果ウィンドウには次のようなレコードが表示されます。
「info for」命令によって、様々な情報を得ることが出来たというわけです。この結果も、またresultに入っていますので、新しい変数に入れておくといいでしょう。
そうそう、言い忘れていましたが、
choose file with prompt "ファイルを選んで下さい"
set theFile to resultは、次のように書くとより簡単になります。
set theFile to (choose file with prompt "ファイルを選んで下さい")
これは結果を直接変数に入れてしまう方法で、いちいちresultを仲介しなくてもいいのが利点です。ただ、最初は少し分かりにくいかもしれませんけど。
このやり方は「結果を返す」命令ならすべて使えます。もちろん「info for」にも使えますので、ファイルの情報を「FileInfo」という変数に代入するには、次のように書けます。
set theFile to (choose file with prompt "ファイルを選んで下さい")
set FileInfo to (info for theFile)さらにもっと不精な書き方もあります。
set FileInfo to (info for (choose file with prompt "ファイルを選んで下さい"))
だんだん分かりにくくなってきましたね。もちろんこの方法でもきちんと結果は得られますが、ファイルのパスを後で使いたい場合などには使えない、バグがあったときにどこが間違っているのか分かりにくい、行が横長になって見づらいなど、欠点も色々あります。
最初は複数行の命令を書き、慣れてきたらだんだん短くしていくといいかもしれません。
さて、次は情報を表示してみましょう。