スクリプトの作成 2


 ファイルの情報を得るには、「info for」という命令を使います。例えばtheFileがファイルを表すとすると、

 info for theFile

 とすれば、ファイルの情報がレコードとして得られます。

 次のようにスクリプトを書いて、実行してみて下さい。

  choose file with prompt "ファイルを選んで下さい"
  set theFile to result
  info for theFile

 結果ウィンドウには次のようなレコードが表示されます。

 「info for」命令によって、様々な情報を得ることが出来たというわけです。この結果も、またresultに入っていますので、新しい変数に入れておくといいでしょう。

 そうそう、言い忘れていましたが、

  choose file with prompt "ファイルを選んで下さい"
  set theFile to result

 は、次のように書くとより簡単になります。

  set theFile to (choose file with prompt "ファイルを選んで下さい")

 これは結果を直接変数に入れてしまう方法で、いちいちresultを仲介しなくてもいいのが利点です。ただ、最初は少し分かりにくいかもしれませんけど。

 このやり方は「結果を返す」命令ならすべて使えます。もちろん「info for」にも使えますので、ファイルの情報を「FileInfo」という変数に代入するには、次のように書けます。

  set theFile to (choose file with prompt "ファイルを選んで下さい")
  set FileInfo to (info for theFile)

 さらにもっと不精な書き方もあります。

  set FileInfo to (info for (choose file with prompt "ファイルを選んで下さい"))

 だんだん分かりにくくなってきましたね。もちろんこの方法でもきちんと結果は得られますが、ファイルのパスを後で使いたい場合などには使えない、バグがあったときにどこが間違っているのか分かりにくい、行が横長になって見づらいなど、欠点も色々あります。

 最初は複数行の命令を書き、慣れてきたらだんだん短くしていくといいかもしれません。

 さて、次は情報を表示してみましょう。

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