スクリプトの作成 3


 さて、今度は得られた結果をダイアログで表示してみましょう。

 まず、ファイル名を表示することから考えてみます。レコード形式の変数がどんなものかは「変数」で説明しましたので、ここでは使い方だけを書いてみました。

 ファイル名を取り出すためには、レコードの納められている変数と取り出したい項目のラベルを使って次のように表します。

  name of FileInfo

 とします。これを表示するためには、次のように記述して下さい。

  display dialog name of FileInfo

 では実際に実行できるスクリプトを挙げます。

  set theFile to (choose file with prompt "ファイルを選んで下さい")
  set FileInfo to (info for theFile)
  display dialog name of FileInfo

 このスクリプトを実行すると、選択したファイルのファイル名が表示されるはずです。




 では次に、作成日を表示してみましょう。

 作成日は「creation date」ですから、「creation date of FileInfo」とすれば取り出せます。しかしcreation dateはdate(日付)データなので、そのままではダイアログで表示できません。テキストに変換する必要があります。

 変換はデータの後ろに「as string」と書くことで簡単に出来ます。この例の場合は「(creation date of FileInfo) as string」とすればいいでしょう。

 実際のスクリプトと表示されるダイアログは次のようになります。

  set theFile to (choose file with prompt "ファイルを選んで下さい")
  set FileInfo to (info for theFile)
  display dialog (creation date of FileInfo) as string

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