オブジェクト
Object


 アプリケーションの扱う情報は多岐に渡りますが、データの定義を共通化することで複数のアプリケーションで共有可能なデータを作成することができます。AppleScriptで扱う情報は、「オブジェクト」と呼ばれます。

 AppleScriptに対応しているアプリケーションには、このオブジェクトの種類や扱い方がリソースに記述されており、AppleScriptはそれを参照してアプリケーションの機能を知ることができます。もちろんこれがなければそのアプリケーションをAppleScriptから利用することはできません。例外はありますが

 オブジェクトには「word」「paragraph」「window」「application」といったものがあります。それぞれのオブジェクトは他のオブジェクトに内包されていることがあり、あるオブジェクトを指定する場合にはその包含関係を明記する必要があります。例えば

word 6 of paragraph 2 of window 1 of application "スクリプティング対応エディタ"

 といったような指定の仕方をします。こうすることによって、指定するオブジェクトを特定することができます。

 オブジェクトは非常に複雑なものなので、ここではこれ以上説明しません。しかしAppleScriptを理解する上で非常に大事な部分なので、ある程度スクリプトが組めるようになってから書籍などで勉強してみて下さい。

Reference

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