さて、スクリプトの内容を編集するためには、「スクリプト編集プログラム」が必要になります。
スクリプト編集プログラム これをダブルクリックで起動して「ファイル」メニューから「スクリプトを開く」を実行するか、アプリケーションのアイコンにスクリプトのファイルをドラッグ&ドロップすれば下のようなウィンドウが表示されるはずです。
Fig.1 スクリプトの編集画面
上の図では英語のようなスクリプトが記述されているけど、はじめて使う人なら日本語で表示されるかもしれません。というか、漢字TALK7.5をインストールした状態ではデフォルトで日本語表現形式なんですけど。いちおうここでは英語表現形式で説明するので、そのように設定して下さい。表現形式の切り替えは「編集」メニューの「書式...」を選択すれば下のダイアログが表示されるので、ポップアップメニューから「英語表現形式」を選べばOKです。
Fig.2 表現形式の切り替え
あ、一応言っておかなければいけませんが、ここで「英語」を使って説明するのは別に「英語」の方が優れているからというわけじゃありません。この説明を書いている人間が「英語表現形式」のユーザだからなんです (^ ^;) どちらがいいかというのは一概に言えないし、どちらを選ぶかははっきり言ってユーザ次第だと思います。ま、それはおいといて、と。
とりあえず英語のスクリプトが表示されたら次のステップに進みましょう。今度はスクリプト編集プログラムの使い方について簡単に説明します。
まず、今スクリプトが表示されている部分。ここがスクリプトを書き込んだり編集したりするテキストフィールドです。
その上にある「このスクリプトについて」はこのスクリプトについてのメモを書き込んでおく部分。この部分ではフォントや文字サイズを変更したりできるし、他のワープロなどからコピー&ペーストすれば色付の文章も扱えます。ここの内容はスクリプトを起動したとき最初に表示されるダイアログでユーザに見せることがでます。
次はボタン。下のような機能を持っています。
- 「記録」
- アプリケーションの動作を自動的にスクリプトにするためのボタン。
- 「停止」
- 「記録」ボタンによってはじめたスクリプト作成を停止するためのボタン。
- 「実行」
- 記述されたスクリプトを実行するためのボタン。構文確認されていないときは自動的に確認を行ってから実行する。
- 「構文確認」
- スクリプトの構文が正しいかどうか確認するためのボタン。問題があればダイアログを表示してユーザにエラーの内容を知らせる。「enter」キーを押せばこのボタンを押す代わりになる。
さて、次は「結果」ウィンドウと「履歴」ウィンドウについて。
Fig.3 「結果」ウィンドウ
「結果」ウィンドウは「制御」メニューの「結果を表示」を選択すれば表示されます。このウィンドウにはスクリプトが一番最後に得たデータを表示するので、簡単なスクリプトを組むときなどにはその結果が簡単に分かって便利。ただ、「結果」だけでは途中の計算結果や変数の内容の確認などはできません。そこで「履歴」ウィンドウが必要になります。
Fig.4 「履歴」ウィンドウ
履歴ウィンドウにはスクリプトの出した「命令」やその結果を表示させたり、スクリプト中の任意の場所に履歴への書き出しを指示することができます。「命令」を表示させたくない場合はウィンドウのチェックボックスでチェックをはずせばOK。履歴を表示させるとそのときだけスクリプトの実行がひどく遅くなりますが、「命令」を表示させないことでいらいらは解消されます。というわけで、基本的な使い方は以上です。保存の方法などについてはまた別の機会に説明しますね。
では、次は実際にスクリプトを書いてみましょう。
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