2001.12.23(Sun) @ TIサーキット英田
- サーキット到着まで&今回の抱負
今回はTiサーキットでの走行会2回目。それなりに余裕が出てきた。
今回の目標は、下記の通り。
- さらにサーキット走行に慣れること
- 安全を心がけつつ、目標タイム(2分10秒)を切ること
- インナーフェンダー除去の効果を見ること
- 減衰力のセッティングを試みること
あまり代わり映えしないが、とにかく頑張ろうってことで。
朝は5時30分起床。6時10分出発。朝起きたときにはまだ雪が降っていてちょっとまずい雰囲気だったが、出発時にはなんとか収まった。経路は舞鶴道の東舞鶴ICから中国道の美作(みまさか)ICまで高速で、後は下道。舞鶴道では、途中、酷い霧で前が全く見えなくなったのは前回と同じ。ただ、今回は路面凍結の危険が大きく、運転にはそれなりに気を使った。今回も、西紀のSAで恒例の肉うどんを食す。やっぱり美味い。下道は前回よりずっと走りやすい道で、かなり楽。次回もこの経路で行こう。あまりにもスムーズに走れたため、8時30分に到着してしまった。集合時間は9時30分だったんだけど… ま、遅刻するよりいいでしょ。
サーキットに着いてみたら、クルマのリア全体が不凍液で真っ白。特にマフラーは白くコーティングされたようになっていて、少しクリスマスっぽかった。リアのランプも白くなっていたので、取りあえず雑巾で軽く汚れを落としておく。そうしないとビニールテープが貼れないからね。かなり寒かったので、取りあえず運動を兼ねてクルマの準備。荷物を下ろして各部を点検、そしてテープ貼り。前回の経験があるから、この辺りは非常に気楽だ。
しばらくして、同僚が奥さんとともに到着。さっそく打ちあわせ。彼のクルマは一枠目はちょっと出遅れる、とのことなので、とりあえず最初の走行枠は後で出た彼がうちのクルマを追い越した後、数周の間ハザードを焚いて随伴走行することに決定した。
今回の基礎的なセッティングは下記の通り。
settings | F | R |
Wheels | P-1 Racing 1780 | P-1 Racing 1790 |
Tires | BS 540S 215/45R17 | BS 540S 235/40R17 |
Brake Pads | GLAD type CZ | GLAD type CZ |
Brake Rotor | normal(S15T) | normal(S15NA) |
Springs(kg/mm) | SECTION 10 | SECTION 7 |
- サーキット走行 : 1枠目
今回は、路面状態がかなり悪い様子。またもやクラッシュ連発の予感が… と思っているうちに、他のグループの走行枠が多重クラッシュのため赤旗中断。う〜む、やっぱり危険だ。かなり注意して走らなければ。
セッティングに関しては、減衰力は街乗りレベルでスタート。車高についてはしばらく変更しない予定。
- 減衰力 : F 5段目, R 5段目
- ロアシート下長 :
lower seat | F | R |
right(mm) | ??? | ??? |
left(mm) | ??? | ??? |
- タイヤ空気圧 :
air press. | F | R |
cold(kPa) | 180 | 180 |
warm(kPa) | 210 | 210 |
- アライメント :
element | F | R |
TOE(mm) | 0.0 | +1.0 |
CAM(°) | -3.0 | -2.4 |
スタートしてみると、前回よりずっと気が楽だ。やっぱり二回目になると違うものだね。路面の状態は予想通りかなり悪く、特に第二コーナーとバックストレッチが酷い。僕はタイヤがある程度暖まるまでゆっくり走ってたんだけど、その間にも何台かコースアウトしていた… だから、もうちょっと抑えた方がいいって…。
さて、周回ごとにじわじわと旋回速度を上げていきつつ、前回の復習と本日の課題を考える。第一コーナーは前回2速まで落としていたが、今回は3速で回ろう。アトウッドカーブも同じ。3速全開で立ち上がれるはずだ。第二コーナーは路面の状態が悪いため無理できない。ヘアピンは無理せずゆっくり回り、立ち上がりで一気に退避路に入ろう。マイクナイトは、できればノーブレーキで行きたいところ。最終コーナーはできるだけスピードを乗せて立ち上がりたいね。メインストレートの終速が大夫違うだろうから…とかね。
途中、同僚のAE86が来たので、しばらく彼の後を追走。かなり抑えて走ってくれたため、普通についていくことができた。彼の走り方を見てライン取りを盗む。うむ、やっぱり綺麗に回ってるな。うまい。参考になるね。
ということで、色々考えつつ1枠目終了。タイムは2分15秒792(順位37/53)。前回のベストラップが2分11秒928だったし、路面状態に難があったことを考えれば悪くないタイムだ。水温 80.0℃、油温 97.5℃と、前回より気温が下がっているにも関わらず温度関連は上がり気味。多分前回より踏めているということだろう。減衰力は今一つ。特に回頭性に問題がある。やはり街乗り仕様ではちょっとしんどいかな。タイヤはまだあまり熱が入っていない様子。サイドも全く溶けていない状態だ。
そういえば、ショップの人に「フルノーマルのNAシルビアでも2分5秒は出せますよ!」と言われた (^ ^;
う〜む。よし、ちょっと気が早いけど、今日目標の10秒が切れたら、今度は5秒を目標にしよう。
- サーキット走行 : 2枠目
今度は減衰力 フロント2段目、リア3段目でトライ。他は同じ条件だ。
コースの状態はかなり良くなり、第二コーナーを除けばほぼドライとなった。数周タイヤを暖めた後、すこしまじめに攻めてみる。第一コーナーは3速で進入して、立ち上がりながらベタ踏みしたらリアが流れたので少しアクセルを戻したり。アトウッドも3速で。こちらは立ち上がりに全開しても問題なし。ヘアピンはなかなかうまく立ち上がれないが、退避路からリボルバーにかけては以前よりかなり改善してきた。ただ、リボルバーからの離脱速度が以前より高くなったため、2速ではパイパーまでにレブリミットに当たってしまう。ここは立ち上がってすぐに3速にアップしたほうが良さそうだ。レッドマンはかなりロールしながら進入したが、タイヤとフェンダーの干渉はなし。配線移設は有効だったよ。新しいブレーキは非常にしっかりしていて、特に第一コーナーやヘアピンでのフルブレーキ時に安定感が全く違う。これもかなり有効だったようだ。
途中、再度同僚のAE86が来たため、また彼と数周一緒に走る。1枠目より少し速いペースだったが、問題なくついていけた。途中、追突しないようにアクセルを緩めたほどだ。
この枠では、全体にクルマのコントロールが良くなった印象。特にリアが流れ出したときの反応が早くなり、安定性が増した。サーキット走行の楽しさが分かってきたかも。
2枠目のタイムは、2分08秒646(順位39/55)。やっと目標タイム達成。最終的な目標は、「エンジン・ECUノーマルで2分を切ること」なんだけど、とりあえず次の目標は2分5秒に設定しよう。水温 80.0℃、油温 102.0℃と温度関係はかなりいい感じ。エンジンも良く吹けるし、ミッションの調子も悪くない。ちょっと3速の入りが悪いけどね。回頭性は1枠目よりかなり改善したし、テールスライドのコントロールもうまくいくようになったので、減衰力はしばらくこのまま行ってみようと思う。タイヤはサイドまできれいに溶けている。コーナリングが良くなってきている証拠だ。
- サーキット走行 : 3枠目
今度は、かなり真剣に走ってみた。セッティングは2枠目と同じ。
コースの状態はほぼドライとなり、他のクルマがタイムアタックモードに突入。前回の3枠目は後から突っ込んでくるクルマに道を譲ってばかりだったが、今回は僕も本気で全開走行。コーナリングスピードが上っているので、あまり人の邪魔にはならないはずだ。実際、コーナリング時はうちのクルマも他のクルマに負けていない。ドライバーの性能差は如何ともしがたいが (^ ^; クルマの旋回性能は決して悪くないと思う。
この走行枠では、とにかくコーナー出口で踏むことを目標にしてみた。第一コーナーはぎりぎりまでアクセルを踏んで、立ち上がったらすぐ全開。第二コーナーは横Gの戻った瞬間に全開。アトウッドは3速ベタ踏みで回りそのまま立ち上がる。ヘアピンは丁寧に回って退避路まで全開し、リボルバーに繋げるよう努力。リボルバーを抜けて3速にシフトし、コントロールブレーキのみでパイパーに進入。その後レッドマンまで全開。以前とは比較にならないくらいレッドマンコーナー前でスピードが乗る。マイクナイトもその前のコーナーで脱出速度が速くなっている分、横Gが強くなった。ここは4輪スライド状態で立ち上がって最終コーナーも3速全開で立ち上がっていく…
3枠目のタイムは、2分07秒433。自己ベスト更新。水温 80.5℃、油温 100.0℃と温度関係は問題なし。クルマのコントロール性は非常に高い。しばらくこのセッティングを続けよう。タイヤは全体に綺麗に溶けている。
- サーキット走行 : 模擬レース
今回は初めて模擬レースに参加することになった。まあ、レースとは言っても30分の走行枠をグリッドスタートで始めるだけのものだけど、それでもレースの雰囲気が味わえるのは嬉しい。僕は3枠目のベストタイムが模擬レース参加者予定者中16/19位だったらしい。最下位でなくて良かった (^ ^;
時間になったので、みんなで並んでコースイン。そのまま1周してメインストレートのグリッドへ。前のクルマとは反対側のグリッドに並んで、後はシグナルが変わるのを待つばかり。
スタート時間になって、シグナルが赤から青に変化する。同時に、かん高い排気音がこだまして全車一斉にスタート。なぜか後に並んでいたS15(ターボ)が、一気に前のクルマを抜いていく。それを見て、う〜む、同じシルビアでも大夫違うなぁなんて悠長に考えてる自分。だってうちのクルマは加速が鈍いから、ストレートの間はやることなくて結構ヒマなのだ。
で、それなりにスピードが乗ってきたところで第一コーナーに入ろうと思ったら… おいおいちょっと待てよ、いきなり何台かくるくる回ってるぞ? (^ ^; 初っぱなの第一コーナーで多重スピン。もうコーナー手前100mを過ぎていた僕としては、仕方なくフルブレーキでストップ。まあ楽に停車できるからいいけどさ。停ってるクルマをゆっくりよけて、安全確認してから再スタート。後は特に問題なく走れた。
今回の模擬レースは、走ってるクルマが少ないことと、僕がスピンを回避している間に前のクルマとの差が開いてしまったことから、普通の走行枠よりゆったり走れるような状態だった。そんなわけで、今回は3枠目と同じく、とにかくコーナーをしっかり回ってみた。途中で先頭集団に追い抜かれてちょっと寂しかったけど(同僚のAE86にもぶち抜かれた…)、タイムアタックとしては理想的な状況だったかな。
結局、この枠のタイムは2分06秒053(順位16/18)。前回のベストラップを6秒近く縮めることができた。なんだかんだ言っても、やっぱり自己ベストを更新すると嬉しいもんだ。この分だと、次の目標は2分05秒だね。まだ全てのコーナーをきちんと攻めているわけではないし、なんか次回もいけそうな気がしてきたよ。
温度関係は、水温 82.0℃、油温 99.0℃と問題なし。ブレーキ系は、走行終了後もブレーキパッドはほとんど減っておらず、ブレーキのタッチも全く変わらなかった。タイヤは相変わらずサイドぎりぎりまで綺麗に溶けていて、前回に比べるとタイヤカスをあまり拾っていなかった。クルマの性能は現時点でまったく問題なさそうだ。
模擬レースに於ける各Lapのタイム一覧
Lap | Lap Time | Lap | Lap Time |
1 | 2'33"057 | 6 | 2'06"344 |
2 | 2'08"546 | 7 | 2'07"914 |
3 | 2'08"490 | 8 | 2'08"077 |
4 | 2'06"053 | 9 | 2'08"724 |
5 | 2'07"974 | |
- 今回の感想・収穫、そして次回の抱負
今回は、なんといっても「普通に走れるようになったこと」が一番よかった。前回の走行会では「ただ流すだけ」「道を譲ってるだけ」の時間が長かったが、今回はほとんど自分のペースを崩さずに走れたからね。
新しいパーツとしては、やっぱりブレーキマスターシリンダーの交換が効いているみたい。BNR34用のシリンダーを移植したんだけど、しっかりしたブレーキフィールは特筆ものだ。ブレーキ系については、しばらく現状維持でいいかも知れない。まあ、シリンダーストッパーくらいは試してみてもいいかも。
その他、リアのトランクバーとシフトブッシュも追加したんだけど、ほとんど体感しないね。まあしょうがないか。
それから、今回は燃料添加剤としてKUREのSUPER POWER BOOSTERを使用。前回の走行会で試すつもりだったんだけど買うのを忘れてて (^ ^; 効果の方はというと、街乗りと同じくかなりトルクアップを体感。エンジンの回転が滑らかになって、高回転まですっきりと吹け上がる。他の添加剤は効果を体感したことがないけど、これだけはちゃんと効いていると思う。次回もまた使おう。
その他、右フェンダー内の配線移設は、やはりかなり効果的だった。車高は前回と全く変わらないのだが、第二コーナーやレッドマンコーナーで思いきりロールしてもタイヤがボディ側のパーツに干渉しなくなった。すばらしい。前回の2枠目と3枠目がきちんと走れなかった最大の理由だけに、この改善は大きいと思う。
前回見えなくて困ったシフトランプだけど、今回はあまり気にならなかった。コースのどの部分でシフトするか感覚的に分かってきたので、あまりオーバーレブしなくなったためだろう。まあ、見えないと意味がないので、今度こそきちんと場所を移動しようとは思ってるけどね。
足回りのセッティングに関しては、今回の減衰力はかなりいい線だと思う。それなりにトラクションのかかりもいいし、回頭性もまずまず。まあ、かなりアンダーではあるけどね。次にセッティングを変えるとしたら、フロントの減衰力をもう少し強めにしてもいいかな。…これ以上アンダーってのもどうかとは思うけど、ものは試しってことで。リアは今くらいがちょうど良さそうだ。できればもっとコーナー出口で安定するセッティングにしたいね。
足回りは、非常に高度なセッティングを必要とするなら今の車高調では力不足のようだ。ノーマルサスペンションと同じ「入り口アンダー・出口オーバー」になるので、コーナーのクリップを過ぎてすぐにアクセル全開って訳にはいかない。ただ、ブレーキングで十分なフロント荷重をかけてGを感じながらコーナリングする練習にはもってこいだと思うので、よほど走りのレベルが上がらないかぎり現在の足を使い続けようと思う。
それにしても、今回はほんとに楽しかった。全ての走行枠を楽しめたし、一度もスピンしなかった。そしてベストラップを更新することができた。技術的には、ヒール&トゥが不完全であったりアクセルワークがラフだったりするけど、全体としては良くなっている印象。コーナリングスピードは間違いなく上がっている。現在の足回りを考えれば上出来かも。
次回は、更にそれぞれのコーナーで進入スピードと脱出スピードを上げ、より理想的なラインを探ろう。僕のクルマは現時点で2分をぎりぎり切れるくらいの仕様だって話(同僚&ショップの人談)だから、最終的には2分00秒を目標に頑張ることにする。で、それが達成できたら、改めて足回り、エンジンとECUのチューンを考えようかな。
- 今回の失敗等
今回は比較的失敗が少なかった。
1枠目の走行中、急加速をしたらトランク内で「ごん」という派手な音。走行終了後にトランク内を調べてみると、テンパータイヤのスペースにフロアジャッキが転がってた (^ ^; トランクスルーの部分に入れていたのを忘れて、走行前に下ろしそこねていたのだ。幸いジャッキもトランクルームも無事だったけど、なんだかなぁ。ちゃんとチェックしないとダメだね。
- 追補 : 今回のサーキット走行のメモ
第一コーナーでは、フルブレーキで4速から3速に落とし、早めにアクセルを開けながら立ち上がる。
まだベタ踏みは難しいが、3速5,000回転で曲がれるようになった。
アクセルを踏みすぎるとスライドするが、コントロールは楽で容易に4輪スライドに持ち込める…
が、ラップタイムの短縮にはならないだろう。クリップに付くのはかなり大変。
第二コーナーは3速でアウトからクリップへ。横Gをコントロールしながらアウトに抜ける。
タイヤが暖まっていれば、3速6,000回転でも大丈夫。立ち上がってすぐ4速にシフトアップ。
モスSは、左右の縁石をかすめながら4速ベタ踏み。
アトウッドは、アウトに進入して4速から3速にダウン。旋回姿勢が決まった時点で3速ベタ踏み。
コース中央に立ち上がってひたすら全開。
バックストレッチはヘアピン手前300mで5速に入る。終速は180km/hくらい。
ヘアピンはフルブレーキで5速から2速まで落とし、立ち上がりはコース中央を狙いたい…
しかし今のところは、どうしてもアウト一杯になってしまう。クリップはOK。
リボルバーは、退避路まで思いきり振り出してから進入。うまくいけばほぼストレート状態で加速できるはず。
現状ではヘアピンの立ち上がりがアウト寄りなのでそこまで極端な状況は作れない。今後の課題。
前回は2速でパイパーに進入していたが、今回は旋回速度が上ってリミッターに当たるようになった。
ということで、立ち上がってすぐ3速にシフトアップする。
パイパーまでに踏める時間は短いが、確実に終速が上がっているようだ。
パイパーは、コントロールブレーキのみで進入し、アウト-イン-アウトで立ち上がる。
おそらくリボルバーの立ち上がりをもっと鋭くすればレッドマンまでに4速に入れられる程度になる…かも。
マルボロ看板過ぎで4速に入りかけるが現状では3速ホールド。
レッドマンは、フルブレーキしつつ2速へ。クリップを深く取ってコース中央に立ち上がる。
この辺りの旋回速度は他のクルマもあまり変わらない様子。無理すると簡単にスピンしそうだ。
ホッブスは思いきりアウトに寄せて、2速のまましっかり旋回する。
現状ではアウト-イン-アウトでゆっくり立ち上がっているが、もっと鋭く短い時間で回りたい。
できれば立ち上がってからマイクナイトまでをなるべく直線的に走りたいところだ。
ここでは立ち上がったところで3速にアップ。
マイクナイトは、3速ホールドでアウト-イン-アウト。
ホッブスの立ち上がりが良くなったためか、アクセルを抜かないと曲がりきれない。
少し踏みすぎると簡単にスライドするが、コントロールは容易だ。
…しばしば縁石に乗ってしまうけど。
で、縁石ぎりぎりに立ち上がって最終コーナーへ。かなり踏めている印象。
最終コーナーは、3速で奥にクリップを取って全開で立ち上がる。
きちんとクリップにつけられるようになった。
メインストレートは4速7,000回転まで回せる。
もう少し最終コーナーの立ち上がりがよければ5速にシフトアップできると思う。
今回は全体にスピードレンジが上ってきたこともあって、あまり道を譲らずに済んだ。
もちろん、抜きにくくて困っている人はいたかも知れないけど、それはあまり気にしないことにしよう。
- その他
前回・今回とも本体のガソリンタンクと20L缶に満タンのガソリンを積んでいった。前回は特に問題なかったけど、今回は3枠目が終了した時点で更に給油が必要になってしまった。この分だと、次回は岡山に着いた時点で一度給油しておいたほうがいいと思う。走行会中に給油は、やっぱり焦るからね。あ、ガソリンが足りないわけでなく(20Lくらい残っていた)、ガソリンの偏りで生じる息つきを抑えるための給油なので、コレクタータンク(註1)を装着すれば問題は起きないんだけど。コレクタータンクはいつか取り付けたいけど、結構資金が必要だし絶対的に必要ではないだけに優先順位が低いんだよなぁ。う〜む。ガソリンが少ない状態でも走れるから、一種の軽量化にはなるんだけどね。
そういえば、前回は走行会後にかなりエンジンオイルの劣化が激しかったけど、今回はそうでもない。エンジンの負荷は今回の方が圧倒的に大きかったはずだから、なんだか不思議な話だ。走行会の翌日にはオイル交換ができるように新しいオイルを用意してあったんだけど、今回は必要なさそう。次回の走行会前に交換することにしようかな。
註1) コレクタータンク
ノーマルのガソリンタンクを使用している場合、燃料が残り少なくなるとコーナリング時にエンジンの息つきが発生する。これは横Gによる燃料の偏りによって燃料ラインにガスが入り込んでしまい、瞬間的にガス欠を起こすためだ。これは最悪の場合、エンジンブローの原因にもなる。うちのクルマは、ガソリン残量が10L前後になると急発進でも息つきがでることもあり、燃料の残量にはかなり気を使う必要がある。
こういった問題を回避するためには、ガソリンタンクをレース用の安全タンク(ストレーナーに加工がしてあり燃料の極端な偏りが生じないようになっている)に交換するか、燃料ラインの途中にコレクタータンクを介在させる必要がある。コレクタータンクは、ガソリンタンクから供給されるガソリンを一時的にプールする役割を持つ。もし気体が燃料ラインから送られてきても、プールしたガソリンが無くならないかぎりエンジンにはガソリンを送ることができるという機構だ。
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