私の音楽環境
引越しの多い私は、「小さくて音質の良いサウンドシステム」を目指しています。小さくて音がいい、となれば、小型のコンポやラジカセをまず思い浮かべますが、なにか気に入らない部分があった場合に改善の余地がない事から、学生時代の私は「ウォークマン+アクティブスピーカー」を選択しました。当時、私の音楽環境は「CDウォークマン+DATウォークマン+キーボードスピーカー」であり、そこに音質を改善するためのエフェクタを噛ませていました。就職後、BOSEのサウンドシステムに気に入るものが見付かったため、現在はそれとウォークマンとを併用している状態です。
2000年1月現在、私は以下の環境で音楽を楽しんでいます。
- BOSE "Acoustic Wave Music System (AWM)"
BOSEのラジカセ…みたいなもの。1999年4月購入。アナログのテープ、CD、ラジオが聴けます。音質はかなりよく、ラジカセレベルを完全に越えています。(値段も一般的なラジカセとはレベルが違いますが…) ラジカセというより、スピーカー一式とプリメインアンプをセットにしたボディーに、CDドライブ等を直接取り付けたような製品ですね。AUXを使って外部のAV機器を接続するのが本来の使い方のように感じます。うちでは今の所ビデオデッキとDAT以外繋いでいませんが、将来的にはMIDI音原やPCのsound outなども接続しようと思っています。
- SONY DISKMAN D-303
SONYのCDウォークマンです。1991年購入。CDウォークマンとしては珍しく、Opticalデジタル端子を備えています。音質はそこそこで、SONYの製品にしては癖のない音が特徴。浪人時代常に持ち歩いていたのが災いしたのか、故障歴は2回。いずれも音跳びが段々ひどくなり、最後にはまったく再生できなくなるというものでしたが、2回ともモーターの交換で全快しました。…修理代で新しいCDウォークマンが買えそうでしたが。
つい最近まで自宅唯一のCDデッキでしたが、BOSEのAWMが来てからはほとんど使われなくなりました。
- CASIO DA-R100
CASIOのポータブルDATデッキです。1992年購入。同時期に発表されたDENONのDATデッキとデザインも音もそっくりだと思っていたら、どうも中身はほんとに同じ物だったらしい… 音質は当時の民生用DATデッキの中ではかなりいい方で、現在でもあまり見劣りしません。デジタル端子もCo-axicialとOpticalの両方を備え、SONYのDISKMANと組み合わせてデジタル録音環境の一端を担っていました。故障歴は1度。購入後10ヵ月程でテープが勝手にejectされてしまうという意味不明の事態に陥りましたが、修理に出したらちゃんと直って帰ってきました。それ以後は快調です。
- YAMAHA KEYBOARD SPEAKER KS10
YAMAHAのキーボードスピーカーです。1990年購入。出力15Wの小さなスピーカーですが、中音域から高音にかけての再現性に優れ、つい先日まで自宅の音響システムの中核を担っていました。AWMを購入してからは、主にPC及びDATの出力用に使用しています。
- BBE Sonic Maximizer
アナログ音声データを補正するための装置で、音源の録音マイクや再生用のスピーカーによる原音の劣化を修正します。具体的にはLPFとHPFによって高音域・中音域・低音域を分離し、低音と中音を高音の発音タイミングに合わせて遅延させ、また高音・中音域を増幅することでより原音に忠実な音声の再生を可能にするという物です。1992年購入。私の知る中では最も効果的なEnhancerタイプのeffectorで、この装置を通した音を聴くと、自分が今までどれくらいぼやけた音を聴いていたか実感できます。
もともとこの装置はエレキギター用に購入した物ですが、ある時試しにウォークマンとスピーカーの間に繋いでみてあまりの音の違いに愕然とし、以来私の音楽環境には必須の物となりました。現在はAWMのCDを使っているのでこの装置が挟めないのが不満ですが、近い内に単体のCDデッキを購入して、効果をかけられるようにしようと思っています。尚、私の持っているのは楽器用ですが、オーディオ専用の物もあります。問題点としては… 並のミニコンポが購入できる程高価な事かな。…よく購入出来たよなぁ、貧乏学生だったのに。
さて、ついでなので、私の楽器も紹介しておきます。といっても大した物はありませんが…
- YAMAHA V2
YAMAHAのキーボードで、FM音源、同時発音数8というモデルでした。1989年購入。あまりにも発音数が少なく自然系の発音が苦手だったため、音源よりはMIDIキーボードとして使う事が多かったシンセです。もっとも得意だった音色はオルガン。音声データをテープデッキで録音したのも、今となっては懐かしい思い出です。
1998年に、大学のサークルの後輩に貰われていきました。現在行方不明です。
- Roland SC-155
RolandのSound Canvasシリーズの元祖、SC-55にMIDIスライダーを付加したモデルです。1992年購入。同時発音数24という、現在ではかなりロースペックな音源ですが、それでもV2と比べれば無限に近い発音数でした(^ ^; 音色はどれも「普通」そのもの。最終的に音声データとしてテープに録音する事より、standard MIDIファイル再生用の音源という趣でした。
大学卒業直前まで、自作の曲やクラシックの楽譜の再生に使用。現在はDTMに割ける時間がないため自室の押入で眠っています。
- Fender Japan STM50
Fender Japanのストラトキャスター。1990年購入。3TS(3トーンサンバースト)のボディ、middle lengthのネック、ローズウッドの指版というオーソドックスなスタイルのストラトです。このギターにはかなり手を加えており、ピックアップはDimagioのFastTrack、ペグはロック式、指版はYngwieに影響を受けてスキャロップにしました。高校時代の思い出の品で、ギターを弾かなくなった今でも、このストラトだけは引越しに付き合わせています。いつかまた弾ける日が来るといいんですけど。
尚、クラシックギターとフォークギターは、実家に置き去りにしてきました。ごめんね。
- WERNER Violin 1992, VANCA Violin bow
ドイツ製のバイオリンと弓です。1992年購入。バイオリンは非常にオーソドックスなモデルで、ボディカラーは明るめのブラウン。音色については、低音が豊かで高音は若干線が細い感じ。「あ」よりは「お」に近い音がします。音量はかなり大きくて、交響楽団の仲間に迷惑がられていました。弓は手作りの角弓で、とても手に馴染みます。弓に関しては今まで使わせてもらった誰のものより自分のものの方がいい楽器だと断言できます。…値段がバイオリン本体と同じだというのは内緒ですけど(爆)
いずれも非常にいい楽器ですが、最近は弾く場所と時間が確保できないためほとんど鳴らしていません。仕事が楽になったらまた練習を再開する予定。
- YAMAHA Silent Violin SV-100 & 安物の弓
YAMAHAのサイレントバイオリンと、それを購入した店で一番安かった弓です。屋内での練習用に1998年購入。しかし練習時間が取れないため、ほとんど弾いた事がありません。音は…あくまでもサイレントバイオリンです。現在はWERNERのバイオリンとともに冬眠状態となっています。
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