バージョンアップするたびに、動作は重く、使用メモリは肥大し、しかも不安定になっていたNetscape Navigatorですが、v4.0以降やっと安定してきたようです。CommunicatorだけでなくNavigatorのみの配付も行われるようになったので、とりあえずメモリの少ない環境でも安心して使用できますね。スクリプティングについては、v3以降これといって変更されていません。
最近はソースコードが公開され、何かと話題のNetscape Navigatorですが、今後Internet Explorerとの絡みがどうなっていくのか興味深いところですね。
さて、AppleScriptとの関係ですが、Netscape NavigatorはRecordableなScript対応アプリケーションです。したがって、かなり色々な種類のNetscape用スクリプトが出回っています。自分でスクリプトを作成するときも、それらを参考にしながら組むことができるので習得は容易でしょう。ブラウジングのほとんど全ての機能が対応しているので、アイディアさえあれば作れるスクリプトの種類は限りありません。
しかし、ホームページを見に来ている人はほとんどのこのアプリケーションを持っているでしょうから、一番一般的なスクリプトは、案外このソフトを使ったものかも知れません。ぜひ一度挑戦してみるといいでしょう。
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Netscape Navigatorの高機能化におされて最近影が薄くなってきたFetchですが、こちらももともとAppleScriptには対応していて、サンプルスクリプトもパッケージに含まれています。サンプルを使ってみれば分かりますが、これもなかなかスクリプティングしがいのあるアプリケーションでしょう。自分のホームページの書き換えを行ったりファイルのバックアップをしたりと、かなり色々スクリプトが考えられます。
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Scriptable&RecordableなHTMLエディタです。膨大なスクリプトやサンプルが添付され、機能も大幅アップして再登場しました。v1.2.2に比べ若干動作が鈍くなったのは残念ですが、AppleScriptに完全対応し、スクリプトメニューも標準で備えているのが素晴らしい。これで$25は絶対に安いと思います。以前は散見されていた2バイト文字入力の不具合もおおよそ改善されているようですね。このAppleScript Lab.にもいくつか専用のスクリプトを登録していますので、興味のある方は使ってみて下さい。
開発元
PageSpinner Japanese Support
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指定したURLのページと、それに関連するすべてのページおよび画像を自動的にダウンロードしてくれるソフトウェアです。波乗り野郎などに比べれば機能は単純ですが、その分取り扱いは楽だと思います。AppleScriptに完全対応しているのも魅力ですね。
最新情報
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HTMLファイルのリンク情報が正しいかどうかをチェックするためのソフトウェアです。AppleScriptでチェックするファイルやフォルダ、表示方法等を設定して実行できるため、複数のホームページを制作・管理している人には便利だと思います。関係ありませんが、同名の画像処理ソフトがこのソフトと間違えて配付されている場合があるようです。ご注意下さい。
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MacOS用のWWWサーバソフトウェアです。高度な機能と明快な操作を両立させ、しかもフリーウェア。NetPresenzやMacHTTPに比べて非常に高速で、さまざまな機能を付加することができます。詳細なオンラインマニュアル(HTML)も添付されており、初めての人でもすぐにサーバを構築することが可能。こんなソフトがフリーで出回ったら、他の製品版の立場がないですね。とにかく、現時点でもっともお奨めできるWWWサーバです。これからWebを構築しようとしている人も、いままで他のソフトでWebを運営してきた人も、ぜひ一度試してみて下さい。
- マルチスレッド対応
- CGIは他のウェブサーバと完全互換
- SSI使用可
- 高速なファイル処理
- AppleScript・Frontierによるスクリプティングに対応
- パスワードによるファイルアクセス
- ネットワークアドレスに基づくアクセス許可
- PPCネイティブ対応
- OpenTransportネイティブ対応
欠点としては、メモリの消費量が他のサーバソフトウェアに比べて多いことが上げられます。例えばNetPresenzは推奨メモリが750KBなのに対して、Quid Pro Quoは5MBも消費します。古いMacをサーバにする場合は、メモリの増設を考えた方がいいかもしれません。
また、v1.0.xにはメモリリークがあるため、1〜数日に一度再起動したほうがいいでしょう。
尚、現在下記のページにて、v2.0のβ版が公開されています。
最新情報
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Macintoshを使ったWWWサーバ構築のためのソフトウェアです。主に「WebSTAR」「NetPresenz」「Quid Pro Quo」が使用されています。WebSTARについては「Barbarians' Tech Alley」で詳しく説明されているので、そちらをご覧下さい。またリファレンスは「WebSTAR テクニカル リファレンス」を利用するといいでしょう。
NetPresenzに関するページはそれほど多くないようです。もしご存じなら教えて下さい (^ ^;)
なお、WebSTARがWWW専用のサーバソフトなのに対し、NetPresenzはFTPサーバやGopherなどを兼ねたソフトウェアとなっています。このためNetPresenzの方が気軽に色々な機能を持つサーバを構築できる反面、WWWのみの機能に的を絞った場合、様々な面でWebSTARの方が高度なサーバ機能を実現できることになります。例えばCGIの実行はNetPresenzの方がかなり低速です。
このような理由から、NetPresenzはFTPサーバ専用ソフトウェアとして使った方がいいだろうという意見もあります。
Internetのメールソフトとしてはもっとも一般的なEudoraですが、その製品版であるEudora Proも人気があります。Eudora Proはスクリプトに対応しており、様々な機能をスクリプトから利用できます。例えばホームページのフォームとして送られてきたメッセージを自動的にデコードしたり、Netscape Navigatorのメール機能を代行する事などが可能。現在Netscape Navigatorのメール機能はスクリプトに対応していないため、メールに関する業務を自動化する場合はこのEudoraが唯一の解決策となります。v3にバージョンアップしたとき問題になっていたインライン変換の異常な遅さは、Jr2で完全に解消されているそうです。(アップデータは「最新情報(J)」で入手できます) また散在するバグも改善予定だとか。期待しましょう。
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