やっとMacOS8.1をインストールしました。今回のローカライズは速かったですね〜で、実際に使ってみた感想ですが、これはいいですね。まあ、MacOS8が遅すぎたってこともあるんでしょうけど、やっぱりずいぶん動作が軽くなりました。まるでCPUのアップグレードをしたような気分です。特にNetscape Navigatorの起動が速くなったのは嬉しいですね。
ところで、個人的にこのMacOS8.1の改善点で一番評価できるのは、ファイル保存の速度が劇的に改善されたことです。MacOS8ではエディタで文書を作成しているときでさえ、ファイルの保存が遅くていらいらさせられました。でも8.1では大丈夫。これからは「cmd + S」が気楽にできるようになります。
現時点では、アップデートによると思われる不具合は一切ないので、ちょっと安心しました。自作の書類やアプリケーション類を全てバックアップしたとはいえ、やっぱりシステムの入れ換えは神経を使いますからね。よかったよかった。
しかし、不満がひとつ。今回はHFS+を試せなかったことです。… いや、どうしても試したければ試せたんですが、そこまでの気力がなかったんですよね。
というのは、HFS+フォーマットを行うための「ドライブ設定」は、MacOS8.1上でないと拡張フォーマットを選択できない仕様みたいなんです。しかし普通、新たに8.1を導入するユーザは、8.1のシステムをすでにインストールしてたりしませんよね。製品版のインストールCDを購入すれば話は別ですが、雑誌付録のアップデータではちょっと…
もちろん、一旦他のHDを8.1にアップデートしてからそのHDを使ってメインマシンのHDをアップデートしても良かったんですが、手元にあるHDはメインマシンとDuoの内蔵ディスクを除いて全て漢字Talk7.5.3がインストールされているんです。これを一旦8→8.1にした後、もう一度元に戻すのはさすがにためらわれました。
ちなみに、なぜ外付けHDに漢字Talk7.5.3がインストールされているかというと、友人宅のMacにトラブルがあった場合などにすぐ起動ディスクとして使用できるからです。PPCと68Kで問題なく動くのは、この時期のMacOSだけですからねぇ。ま、BeOSとの兼ね合いもあるのでHFS+にしなかったのは正解かも知れませんが、やっぱり一度試してみたかったですね〜 ちょっと残念。
でもまぁ、全体として、非常にいい出来だと思います。ネットワークの安定性も増したし、Finderの動作も良くなったし。これで後はAppleScriptが高速化して、ついでにNetscape Navigatorを使っても落ちないようにさえしてくれれば言うことなしですね。
ということで、とりあえずMacOS8.1のインストール報告でした。
<追補>
HFS+ですが、結局Duo2300cの内蔵HDで試すことが出来ました。感想は、「とにかくディスク使用量の無駄が減った」に尽きますね。それまで700MBくらい取っていたシステムとアプリケーション・辞書の類が500MBで収まるようになりました。今までパーティションを切らなければディスクの無駄は避けられませんでしたが、これなら無理にディスクを分割して使用する必要はなさそうです。
安定性については、まだ2日しか使っていないのでよく分りませんが、現時点で不安定だと感じる部分はありません。何となく起動時のディスクの「音」がHFSとは違うような気がしますが… 全然関係ないですね (^ ^;
ただ、Norton先生がまだHFS+に対応していないので、メインマシンのHDをHFS+でフォーマットするのは時期尚早かも知れません。話によると近日中にHFS+対応のアップデータが出るそうなので、ビジネスユーザはそれまで待ったほうがいいでしょうね。