CE QuicKeys

1997.6.14

by KAZU


 AppleScriptでのQuicKeysの基本的な使用方法について書きます。

      tell application "QuicKeys Toolbox" to ○○○

です。○○○のところには、スクリプト編集プログラムの用語説明で、機能拡張フォルダ内のQuicKeysToolboxを開くと各コマンドがありますので、そちらを参考してください。

 私が主に使用しているコマンドは以下の3つです。

  ・PlayByName → セーブされたシーケンス等を実行する場合
  ・Do Script → アプリケーションのメニュー等を実行する場合
  ・TypeTheString → キー操作を実行する場合

 これらのコマンドをAppleScript内で使用していくのですが、必ずwith timeoutend timeoutでかこまないと、正常に動作しません。

 次に実際の使用方法ですが、一番簡単な方法は、スクリプト編集プログラムでQuicKeysのコマンドを保存していく方法です。

 スクリプト編集プログラムの新規スクリプトを開いて、左下の「AppleScript▼」を「QuicKeys」に変更してください。その状態で記録ボタンをおせば、QuicKeysのコマンドが記録されるはずです。

 例えば、入力メニューを「ことえり」にした場合、次の様に表示されます。

      Menu "ことえり" Exactly From "XXXXX" 

 これをそのままAppleScriptに追加してください。

with timeout of 1 second
       tell application "QuicKeys Toolbox" to Do Script "Menu \"ことえり\" Exactly From \"XXXXX\""
 end timeout

 これを実行すると、入力メニューがことえりになるとおもいます。

 このように、メニュー項目を実行してりできるほか、キー操作も同様に実行できます。

      with timeout of 1 second
            tell application "QuicKeys Toolbox" to Do Script "Keystroke CMD %0 (A)"
                  -- コマンド+A(すべて選択)
            tell application "QuicKeys Toolbox" to TypeTheString "TEST"
      end timeout

 ほかにも色々できるとおもいますので、研究してみてください。

 最後にひとこと。QuicKeysは、マウス操作よりもキー操作のほうが動作が安定していますので、キー操作でおこなえる場合は、そちらを優先したほうがよさそうです。(KAZU)


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