定義済み変数と定数
Variant & Constant

 AppleScriptであらかじめ定義されている変数(グローバル変数)と定数の一覧です。

定義済みの変数
識別子
クラス
説明
実行中アプリケーション
current application
参照
デフォルトのターゲットアプリケーション、またはスクリプトの親属性として設定されているアプリケーション。
それ
it
参照
デフォルトターゲット。詳細は制御文を参照して下さい。
これ
me
参照
現在実行中のスクリプトオブジェクト。詳細は制御文およびハンドラを参照して下さい。
円周率
pi
実数
円周率πの値(約3.14159)

result
任意
最後に実行される命令、または最後に評価される式によって返される結果。最後に実行される命令がなんの結果も返さないときは、「値」の値は未定義となります。
改行文字
return
文字列
改行(ASCII番号13)
空白文字
space
文字列
空白(ASCII番号32)
タブ文字
tab
文字列
タブ(ASCII番号9)

「考慮して」または「無視して」文で指定する特性(定数)
識別子
意味
応答
application responses
無視すると、AppleScriptはアプリケーション命令に対する応答を待たずにスクリプトの次の文を実行します。返された結果やエラーも無視します。
大文字小文字
case
この特性を考慮させると、大文字と小文字が区別されます。
濁点
diacriticals
この特性を無視させると、文字列比較で濁点が無視されます。
ハイフン
hyphens
この特性を無視させると、ハイフンは存在しないものとして文字列が比較されます。
句読点
punctuation
この特性を無視させると、句読点は存在しないものとして文字列が比較されます。
空白
white space
この特性を無視させると、空白・タブおよび改行記号は存在しないものとして文字列が比較されます。
全角半角この特性を無視させると、2バイト文字と1バイト文字が区別されなくなります。(英語表現形式では未定義)

テキストスタイル
識別子
意味
全部大文字
all caps
すべて大文字にします。
全部小文字
all lowercase
すべて小文字にします。
ボールド
bold
ボールド(太字)にします。
コンデンスト
condensed
字間を狭くします。
エクスパンド
expanded
字間を広くします。
隠し文字
hidden
文字を隠します。
イタリック
Italic
イタリック(斜体)にします。
アウトライン
outline
アウトライン(袋文字)にします。
標準
plain
標準のスタイルにします。
シャドウ
shadow
シャドウ(影文字)にします。
スモールキャップス
small caps
スモールキャピタルにします。
ストライクスルー
strikethrough
抹消線を引きます。
下付
subscript
下付き文字にします。
上付
superscript
上付き文字にします。
アンダーライン
underline
アンダーラインを引きます。

保存のオプション
識別子
意味
問い合わせ
ask
変更されているオブジェクトを保存するかどうか利用者に問い合わせます。
いいえ
no
変更されているオブジェクトを保存しません。
はい
yew
変更されているオブジェクトを保存します。

行のレイアウト
識別子
意味
中央揃え
center
センタリングします。
均等揃え
full
両端揃えにします。
左揃え
left
左揃えにします。
右揃え
right
右揃えにします。

真偽クラスの値
識別子
意味

true
真偽値の真の値

false
真偽値の偽の値

その他
識別子
意味
実行中アプリケーション
current application
デフォルトで対象となっているアプリケーションまたはスクリプトオブジェクトの「親」属性に指定されているアプリケーション。

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